40以上500万以下の旅

40平米以上で500万円以下の住宅とその周辺を訪ねる旅の記録です。

船橋二和グリーンハイツから牡鹿台ハイツへ2

これは前回の記事の続き

 

u500m-40m2.hatenablog.com

船橋二和グリーンハイツを後にし、牡鹿台ハイツへ向かう。

途中東武野田線の踏切を渡る。

周囲の道は狭いがこれは千葉県全体に言える事だ。

地方に住んでいると信じられない事だが、バイパスでもないただの道路にロードサイド型のマクドナルドやスーパーなどがあったりする。

ハイツへ至る道

道が立派ならきっと周辺はもっとまともに開発され、土地の価値も高くなった事だろう。

だが千葉は全体的に道路状況が悪いので、駅周辺のわずかな範囲しか価値が認められず、バスでしかアクセス出来ないところは価値が低く見積もられる傾向にあると思う。

3枚目と4枚目の写真に植栽豊かな歩道が写っているが、これは宅地開発で捻出する事が義務付けられている部分だと思う。

ハイツ。

そんな千葉の細道を傘をさしながら歩いていると見えてきたのが今回対象になっている牡鹿台ハイツだ。全く関係ないと思うが、芝山団地の近くに雄鹿野団地という住宅団地がある。

なんとなく病院っぽく見えるのは白い建物で、窓が連続しているからだろう。

見取り図

14棟で構成されている。図を見る限り駐車場は少なめだ。

バスと鉄道があれば生活出来ない事はないが、車が無いと行けるところが限定されるので1世帯1台は駐車出来るといいがどうなのだろう。

団地周辺

この団地の特徴と言えば、病院みたいな外観の他に植栽があるだろう。

樹木は松だ。夏の日照や全体的な景観を考えて桜や欅を植える団地が多い中、松を植えているのは珍しいと思う。

あと芝が綺麗。

見た感じエアコンの室外機を置いている部屋が少ない。ベランダは片方にしか無いのでベランダが無い側は窓エアコンを設置する事になる。ベランダがある方の部屋はよく見るとベランダの天井から設置台をぶら下げて対応しているようである。

階段部分は住棟の反対側へ抜ける事が出来るようになっていて、それが全ての棟と共通なので階段室から見る団地の風景はとてもキリッとしたものになっている。

ゴミ捨て場

ゴミ捨て場は綺麗な状態が保たれている。

全景など

最後に全景と駐車場を。

駐車場のアスファルトにはヒビ割れもなく管理は良好であった。

建物妻面に規則正しく並んでいるのはガスストーブ用の煙突である。40年前の船橋だって夏は厳しかったと思うが、冬のストーブへの配慮はあっても夏のクーラーへの対策は無いのだ。当時はクーラーが一般的では無かったのかな?

東京へ通勤するなら、馬込沢駅から野田線に乗り約10分、船橋総武線に乗り換えて快速で25分くらいだろう。マンションから駅までは徒歩15分くらい。東京で仕事をする人なら乗り換え無しの千葉・稲毛か、乗り換えがあってもより都心に近いここか迷う所だろう。船橋で仕事をする人や通勤しなくても仕事がある人なら良い所かと思う。

このように管理良好で、駅まで1km圏内に収まる物件なので当然500万円以下のものは無く、安くても50平米台で900万円くらいするのであった。

それで良いと思う。

 

船橋二和グリーンハイツから牡鹿台ハイツへ1

40平米以上500万以下ではないが前回の金杉台団地訪問で回収出来なかった団地へ行って来た時の話。

今回も船橋駅からバスに乗る。目的地は船橋二和グリーンハイツ。なお船橋二和グリーンハイツと船橋西二和グリーンハイツがあるのだが隣り合っており特に分ける必要もない為、まとめて紹介する。

馬込十字路経由鎌ヶ谷大仏方面行きのバスで鎌ヶ谷もしくは二和道バス停で降りるのが一番近いと思う。

バス停


鎌ヶ谷で降りると結構狭い道を歩き、老人ホームがある交差点で曲がる、そこからさらに細くなった道を歩き続けると団地はもうすぐ。

鎌ヶ谷からんげきせまアクセス道

二和道で降りた場合は鉄道連隊の軌道跡に設けられた綺麗な道路を緩やかなカーブに沿って歩き2こめの信号を右折すると着く。どちらかというとこちらの道の方がストレスは少ないと思う。

鉄道連隊の跡地を利用した道路

鉄道だと東武野田線馬込沢駅新京成線鎌ヶ谷大仏駅が最寄りだが、船橋の道路はとても60万人都市とは思えないほど情けないのでどちらの駅に行くにしても実距離よりはるかに遠く感じる事だろう。まぁ馬込沢駅までは徒歩20分とのことなので実際に遠いのだが。

他のアクセス手段としては西船橋駅から、ちばレインボーバスに乗るという手段もある。

因みに各バス停の時刻は画像の通り

本数自体はそれなりなので便利そうだが。。。

馬込沢駅を経由するので野田線との乗り換えでもいいが、30分に1本しかないので乗り換えは計画的に行わないと鉄道のアドバンテージを損うだろう。

では団地を見ていこう。

団地に着いた

県立二和高校の隣に設けられた団地はすべての建物が3階か2階建。今まで5階建の団地ばかり見てきた身にとっては新鮮だ。因みに「グリーンハイツ」と名乗っていることから予想出来る通り大成プレハブが開発した団地だ。

柔らかい色合いの団地と全景撮影を拒む木々

船橋二和グリーンハイツは船橋西二和グリーンハイツと隣り合っている団地でその土地は船橋市習志野市に跨っている。

大成建設から寄贈された礎石

団地の看板

上空を見ると、敷地内に高圧線が通っており、高圧線の下は公園や駐車場になっている。

公園とか

その為、船橋グリーンハイツやこの後見に行く鎌ヶ谷グリーンハイツよりゆったりした配置に見える。実際は住棟前の駐車場を集約しているので建物間の距離は船橋鎌ヶ谷両グリーンハイツの方が2倍近く離れているのだが。

広そうに見えて実はそんなんでもない。

3階建なのでエレベーターは無い。1階の住民には専用庭が用意されている。

どこかに500万円以下の物件は無いかと思って探してみたが最低でも600万円は準備しないと無理そうだった。高圧線から離れていたりすると尚の事通常価格だ。いや、通常価格なのはとてもいいのだが。

管理されたゴミ捨て場と可愛い駐輪場

余り便利とは言えない場所なのに500万以下の物件がないのは階数が原因だろう。今まで見て来た物件は殆どが5階か4階なのだ。つまりそれほど4〜5階まで階段で上がるという団地は嫌われているのだ。ならばエレベーターを設置して価値をあげたらどうかと思うのが普通だが、エレベーターは設置費もさる事ながら維持費の関係で設置が難しいと聞く。

団地境界の道路と営業していないお店とか。

とてもいい団地だが、そういう事なので次の団地に移動。

 

船橋グリーンハイツから金杉台団地へ3

これは前回からのつづき

 

u500m-40m2.hatenablog.com

船橋グリーンハイツから歩いて来てしまったが、本来なら船橋駅からバスか、新京成三咲駅から徒歩かバスで来るのだろう。

バスは平日は毎時4本。休日も毎時3本ほどが運行されている。船橋はどこも道が渋滞しているので定時性はあてにならないかもしれないが、それを言い出すと全千葉のバスがあてにならないので深く考えない様にしよう。

団地入口

時刻

路線図

終点前

バスは金杉台団地内の道路を一周して船橋駅へ戻っていく。

団地内はURならではというか歩車分離が徹底されている。

団地各街区と商業区画は歩道橋で結ばれている。なので船橋グリーンハイツと違い立体的な団地となっている。

団地内道路と店舗

団地内にスーパーは無い。あるのはセブンイレブンだ。きっと昔はあったのかもしれないが、近隣にマルエツがあるので、団地内になくても困らないだろう。

この日は雨が降っていたので個人商店後のアーケードの下で老人たちがタバコをふかしていた。

あと、どこの国の人かは判らなかったが、結構大きな声で電話をしており静かな団地に聞き慣れない外国語が響き渡っていた。

団地は4街区で構成されていて2街区が分譲地区らしい。

賃貸部分

分譲棟

分譲棟と賃貸等の地図の方位が正反対なのでどうしたもんかと思うが、賃貸棟と分譲棟の地図は別々になっていた。

団地内バス停2

中学校入口

バス待機場所

団地内のバス待機場所にはバスが2台待機していた。

ここが始発地らしい。

謎の道

団地内には馬込霊園臨時駐車場へ向かう道がある。

お盆時期などは団地住民以外にも墓参りの人たちで賑わうのかと思うと複雑だ。

ただこの道、臨時駐車場への道として造られたにしてはかなり古い感じがする。

もしかしてこの道も都市計画道路の名残で、当初は二和グリーンハイツ方面へ伸びる計画があったのではないかと勝手に想像している。

団地

ゴミ捨て場

この日は休日だがゴミ捨て場にはゴミが溜まっていた。

期日を守らない利用者がいるのだろう。

管理者がしっかりしているか、きちんと端にまとめられており、柵に囲まれていることもありカラスに荒らされている様子は無かった。

集合住宅には色んな人が住むので、共用スペースの管理状況は重要だ。

場所的にはそれほど僻地というわけではないが3階の部屋が400万円台から購入できたりする。その割には5階でも400万円だったりと価格のセンスがイマイチわからないが、賃貸暮らしに慣れた人なら3階の物件はとってもお得かと思う。

船橋グリーンハイツから金杉台団地へ2

これは前回からの続き

 

u500m-40m2.hatenablog.com

グリーンハイツから金杉台団地へ行くバスは無いので徒歩で向かう。

そもそもグリーンハイツへ行くバスが、グリーンハイツ住民のために設立されたバス会社によって運行されていたのでこれは仕方ない。都市計画道路がちゃんと出来ていれば、金杉台へは行けなくても新京成で松戸や津田沼にも行けるのに残念である。

GHから学校まで

団地から最初の信号まではこんな感じだ。

無理に集合住宅にしなくても農地を区画整理して分譲した方が良かった感じがしないでもない。長閑である。

続く畑。

ネギ畠の向こうに船橋グリーンハイツが見える。

田園都市ではなく単に畑の中である。

市街

しばらく歩くと徐々に街になってくる。

ここまで来ると金杉台もすぐそこ。

近くにマルエツもある。

団地入口

金杉台団地入口交差点を曲がると遠くに団地が見えて来た。

ではまた。

船橋グリーンハイツから金杉台団地へ1

今回は船橋駅から船橋グリーンハイツ行きに乗り船橋グリーンハイツを訪ね、その後に金杉台団地へ行ってみた。

船橋グリーンハイツ、金杉台団地、船橋二和グリーンハイツは相互に1km程度の距離を保ちつつそれぞれ似たような規模の団地を形成している。本来なら3団地を一遍に訪ねたかったのだがそうも行かず、結局、二和グリーンハイツは後日訪問となった。

船橋駅からは船橋新京成バスを利用した。

元々は船橋バスという大成建設系のバス会社によって運行されていた路線だが、団地建設当初よりの希望通り今は新京成バスの手により運行されている。

グリーンハイツバス停

船橋グリーンハイツへは船橋駅東船橋駅からバスが出ている。

と書くと2系統利用可能であるかのように見えるが船橋ゆきのバスは東船橋経由だし、東船橋行きと船橋行きは経路が一緒なので、船橋線の途中止まり便が東船橋行きと考えて差し支えない。

東船橋駅緩行線しか停らないが日中でも5分間隔で電車が来るし、並行する道路は(というより船橋市内全体が)渋滞が常態化しているのでこの駅で電車に乗り換えた方がバスを乗り通すよりはるかに早く船橋に着く事が出来、かつバスの運用上も都合がいいのである。

バス通りから道路

グリーンハイツのバス通りは末端が行き止まりになっている。

本来なら高根公団方面へ伸びる道路の一部となるのだが、団地を造成して以降、全く進展がない。近年になって市の道路プランの見直しで計画廃止候補に挙がり、地域選出の議員が「納得いかない」とブログに書いていたのを思い出す。完成したら高根公団駅までは徒歩15分程で結ばれる筈なので大変便利なのだが、道路に関しては不便の塊で構成されている船橋市においては虚しいだけである。

団地内の一般的な道路

公団が造成した団地と違い、この団地では都市計画道路に組み込まれる予定の道路以外は片側にしか歩道がない。

両側に団地がある場合、片方は歩道として整備し、もう片方は団地住民の通路の様に団地敷地内に歩行者空間が整備されているケースが主だった。

歩道がない側の例

上の写真の様に団地の出入り口側に歩道がない。

私は歩道側から写真を撮っているので向かいに歩道がない事がわかると思う。

歩道となるであろうスペースは駐輪場やゴミ捨て場として当初から計画され、歩行空間はあくまで棟住民の為のスペースとなっている。

団地風景1

団地は主に中層棟で構成され、中心に高層棟と2階建て棟の商店街がある。一部の中層棟は解体され一軒家が建ち並んでいた。

因みにスーパーはリブレ京成だ。アコレやBig-Aよりはかなりいいだろう。葛南だとアルビス前原(UR前原団地)もスーパーはリブレ京成だし、平均的なスーパーだと思う。少なくとも毎日通って苦痛になる事はないだろう。


高層棟(外壁工事中)と商店街

見取り図

この図では全て集合住宅で構成されているが1−1−1付近のブロック一帯は一戸建て住宅に建て替えられている。

地図上部にウィルガーデンという名の緑色で塗り潰された箇所があるが昔はここも集合住宅だった。

岩崎ハイツ

団地見取図で2−1−4となっている所に団地はないがその隣には2−1−4と表示された集合住宅がある。これも船橋グリーンハイツだと思うが、この集合住宅だけ「岩崎ハイツ」という名前がついている。建物まるごと個人か企業が買い取って寮か賃貸マンションにでもしているのだろうか。目の前のテニスコートはグリーンハイツのものである。

船橋バスの面影

団地の端には船橋バスの営業所だった場所がある。現在は船橋新京成バスの回転場所兼休憩場所となっている。

平日は毎時4本休日は一本減って3本。昼の一時期は2本と厳しい面もあるが、グリーンハイツ自体が畑の真ん中の道を行く路線なので健闘している方ではないか。

ここから歩いて金杉台団地へ行く。

高幡不動から聖蹟桜ヶ丘へ7

これは前回からの続き

u500m-40m2.hatenablog.com

今回の旅では百草団地の5階に500万円以下の物件を見つけたので、百草団地住民となったら日常的に行くであろう所を訪ねてみたが、周辺にはUR以外にも中層で似たような年代に建てられたであろうマンションがある。

忘備の為にここに記載しておく。

  • 高幡芙蓉ハイツ

看板のみ

外壁工事中だったので建物の写真は撮らなかったが、大成プレハブが建てた物だと思う。

高幡不動駅から徒歩3分程度。駅よりはちょっとだけ高いところにあるが幹線道路よりちょっと高いのはむしろメリットだろう。

管理は良好そうだった。立地がいいので当然ながら、エレベーター無しの5階でも500万円以下で売りに出されることは無い。

UR1と見分けがつかない

百草団地とは道路を挟んで隣接している。

1世帯あたりは百草団地の2倍弱の面積がある。百草団地より5年くらい後に建てられたのだが、くたびれた様子はない。

  • 西武百草園団地

高台の上にある団地

百草団地と似た名前だが、場所はUR百草団地よりハードな所にある。

谷に沿った道路にコミュニティバスが走っているが朝の通勤に使用できるバスは無い。

団地入口にミニミニ商店街みたいなのがあって好印象。

カレー屋が入っている
  • ルイシャトレ百草園ヒル

UR百草団地では傾斜に沿った団地があったが近隣にはその精神を受け継ぐ民間マンションが存在する。もっとも大きいのがこちら。

本格的なマンション

傾斜に沿ってエレベーターまで付いている。

他に百草園マンションという、かなり歴史を感じるマンションもあるが、こちらは40㎡以下の物件が主だったと思う。

価格は範囲内だが実際に見た感じだと駐車場の高さが1.8m以下だし、マンションの上にも道路や宅地があるのだが、そちらに向けて道が開かれていないので、上層階は結局長い階段を登ることになるのでなかなかうまくいかない物だと思った。後アクセス道路が物凄く狭い。50年以上前に建ったマンションだが、重機はどうやって入れたのだろう。

 

  • おまけ

帝京大学バスターミナルは近隣のどの駅よりも立派だった。

バスの行き先は「帝京大学構内」となっていて、学内に入る前に守衛さんが常駐する門を通るのだが一般人が乗ったままでもお構い無しだった。

きれいでゆとりあるバスターミナル
  • まとめ

百草団地のヤマザキスーパーは今年の6月末日に営業終了するらしい。

そうなると百草団地からスーパーは無くなるのだが、他のUR団地同様きっとBig-Aやアコレのような小さなスーパーかコンビニが入居し、最低限の利便性は確保されると思う。

車かバイクがあって健脚なら百草団地の5階は住んでも良いのかなと思った。

終わり。

高幡不動から聖蹟桜ヶ丘へ6

これは前回からの続き

 

u500m-40m2.hatenablog.com

百草団地バス停

百草センターからバスに乗り、百草団地バス停に停車。

バスロータリーに入るのでセンター間はこちらの方がある。

バス停

定期券発売機能とかがありそうな建物だが、これは集会所だ。

実際に定期券発売所や売店があっても良さそうだが、バスの本数の割には人が全然いないのであくまで回転場所としてのロータリーなのだろう。

バス停反対側

集会所と木

ロータリーから続く階段

掲示

年季が入った掲示板だが末長く使って欲しい。

聖蹟桜ヶ丘

帝京大学を経由しない便だったので百草団地を抜けると多摩ニュータウンからの道と合流し聖蹟桜ヶ丘までひた走ります。

聖蹟桜ヶ丘京王百貨店や沢山の商業施設がある為、平日も賑わうエリア。

餃子の満洲もある。

ドトールはあったかなぁ?

路線図

聖蹟桜ヶ丘バスターミナルにあった京王バスの路線図。

聖蹟は多摩市なのだけど、日野市のコミュニティバスが2系統乗り入れている。

多摩センター駅や国立へのバスも多数設定されている。