船橋二和グリーンハイツから牡鹿台ハイツへ2
これは前回の記事の続き
船橋二和グリーンハイツを後にし、牡鹿台ハイツへ向かう。
途中東武野田線の踏切を渡る。
周囲の道は狭いがこれは千葉県全体に言える事だ。
地方に住んでいると信じられない事だが、バイパスでもないただの道路にロードサイド型のマクドナルドやスーパーなどがあったりする。
道が立派ならきっと周辺はもっとまともに開発され、土地の価値も高くなった事だろう。
だが千葉は全体的に道路状況が悪いので、駅周辺のわずかな範囲しか価値が認められず、バスでしかアクセス出来ないところは価値が低く見積もられる傾向にあると思う。
3枚目と4枚目の写真に植栽豊かな歩道が写っているが、これは宅地開発で捻出する事が義務付けられている部分だと思う。
そんな千葉の細道を傘をさしながら歩いていると見えてきたのが今回対象になっている牡鹿台ハイツだ。全く関係ないと思うが、芝山団地の近くに雄鹿野団地という住宅団地がある。
なんとなく病院っぽく見えるのは白い建物で、窓が連続しているからだろう。
14棟で構成されている。図を見る限り駐車場は少なめだ。
バスと鉄道があれば生活出来ない事はないが、車が無いと行けるところが限定されるので1世帯1台は駐車出来るといいがどうなのだろう。
この団地の特徴と言えば、病院みたいな外観の他に植栽があるだろう。
樹木は松だ。夏の日照や全体的な景観を考えて桜や欅を植える団地が多い中、松を植えているのは珍しいと思う。
あと芝が綺麗。
見た感じエアコンの室外機を置いている部屋が少ない。ベランダは片方にしか無いのでベランダが無い側は窓エアコンを設置する事になる。ベランダがある方の部屋はよく見るとベランダの天井から設置台をぶら下げて対応しているようである。
階段部分は住棟の反対側へ抜ける事が出来るようになっていて、それが全ての棟と共通なので階段室から見る団地の風景はとてもキリッとしたものになっている。
ゴミ捨て場は綺麗な状態が保たれている。
最後に全景と駐車場を。
駐車場のアスファルトにはヒビ割れもなく管理は良好であった。
建物妻面に規則正しく並んでいるのはガスストーブ用の煙突である。40年前の船橋だって夏は厳しかったと思うが、冬のストーブへの配慮はあっても夏のクーラーへの対策は無いのだ。当時はクーラーが一般的では無かったのかな?
東京へ通勤するなら、馬込沢駅から野田線に乗り約10分、船橋で総武線に乗り換えて快速で25分くらいだろう。マンションから駅までは徒歩15分くらい。東京で仕事をする人なら乗り換え無しの千葉・稲毛か、乗り換えがあってもより都心に近いここか迷う所だろう。船橋で仕事をする人や通勤しなくても仕事がある人なら良い所かと思う。
このように管理良好で、駅まで1km圏内に収まる物件なので当然500万円以下のものは無く、安くても50平米台で900万円くらいするのであった。
それで良いと思う。